「本場結城紬 草木染の結城紬に魅せられて」
会期:2025年2月7日(金)~9日(日)
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やわらかで奥深い染め色の階調は、手仕事の軌跡をより鮮明にし、人の手と知恵と技によるものづくりに思いを馳せることができます。
草木染の結城紬限定10反を新作の本場結城紬と共にご紹介します。
是非この機会をお見逃しないよう、御覧ください。
こちらは、昔ながらの伝統技法である「地機(じばた)」、そしてこの度の展示会に向けて制作した「草木染」の糸で織り上げられた、特別な結城紬です。
【工房コメント】
■【草木染の結城紬】地機「網代」
矢車、五倍子で染めた墨黒と、生成の二色で網代を織り出しています。整頓されたシンプルな図案と配色に、あえて草木染を用いることで、草木染の特長がより際立つと考えました。白と黒という、もっともコントラストの強い組み合わせですが、そこにはさまざまな色の階調があらわれています。素材に徹底的に手間をかける結城の仕事を通しても制御しきれないわずかなゆらぎが、この「何ともいえない色」を生んでいます。
染料:矢車/五倍子
図案:奥順デザイン室
制作:野村紬織物
染色:大久保雅道
ふっくらとした手触り。
体がつつみこまれるような優しいぬくもり。
結城紬の魅力は「経年美化」。
着るほどに肌になじむ結城紬は、昔は、最初は丁稚に着させて、素材がふっくらとしてから店主が着る、という文化もありました。
結城紬こそ、早くお気に入りに出会われ、何度もお召しになり、洗い張りをし、長年かけてのその味わいの変化をじっくりとご堪能いただきたい織物です。
男性、女性、ご年代問わず、時代の流行りすたりにも左右されない、永遠の憧れ。
伝統の「地機」、着こなしやすいさりげない柄行。
どなたにも自信をもっておすすめできる逸品です。
【作家産地】「結城紬」のご紹介