《勝山さと子 コメント》
「ギルド花文」
当初はフローレンス華文と名付けたもので、花が咲いているという意味とイタリアの芸術の街フィレンツェを掛け合わせた華文柄。
ところがこのコロナ禍のもと何かしら世界での結束が必要と感じ、中世ヨーロッパで組織されたギルドにあやかり命名し直しました。
華文の明快さ、そしてそれを取り巻き連なる背景。生地は紬糸を多く使用し、その存在感を体現しました。
おだやかな墨色地に、洋のテイストたっぷりに表現された装飾文。まるで万華鏡のようにも見える均整の取れた美しい華文が落ち着いた色使いでまとめられたムードのある一品です。鈍い光沢の金糸も添えられることで立体性豊かな奥行きのある表情が演出されています。
紬、綿、小紋や、カジュアルに着こなす江戸小紋、雰囲気が合えば軽めの付下げまで。
色柄からクリスマスシーズンにも雰囲気が合いおすすめです。