「八重山上布展」
会期:2025年5月23日(金)~25日(日)
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沖縄・石垣島に伝わる伝統織物「八重山上布」。
島内で苧麻を育て糸を績み、染料の植物を採取し染め織り、美しい海に浮かべ「海晒し」により仕上げる、豊かな島の自然を織りだした清涼感あふれる極上の麻織物です。
八重山上布つきましてはぜひこちらをお読みください。
著者:田中敦子(工芸ライター)
【和織物語】「御絵図から始まる八重山上布の未来図」(2025年)
こちらは、「経緯糸ともに手績みの苧麻糸」で織り上げられた、八重山上布の帯としては大変珍しい作品です。八重山上布は現在、経糸はラミー糸(紡績糸)で制作されていますが、昔ながらの製法でものづくりされた逸品で、風合いの良さは別格です。
生成り地に、深い緑と藍で、四角や長方形を多様に重ねたモダンなデザイン。すっきりとシャープなセンスで、都会的に楽しめるモダンアートのような一品です。
夏の極上の上布や麻着物に相応しい、上質な洒落感のある夏帯です。
モダンな帯姿は洋装と集うシーンにもおすすめです。
フレンチランチやコンサート、美術館へ。