染織作家 北畠雪子さんの九寸帯作品のご紹介です。
北畠雪子さんは、1940年東京生まれ。1963年女子美術大学を卒業後、柳悦孝氏・悦博氏に師事されました。現在は国画会正会員として制作を続けられています。
まるで抽象絵画のような、染めで表しているかのような、やわらかな濃淡で織りなされた独特の世界観。茶系濃淡のおだやかな彩りの中に、黄や緑、青緑、橙などの明るい彩りをぴりっと効かせて、遊び心のある楽しい雰囲気に。綾織により立体的な光沢感により彩りの濃淡が効果的に映え、落ち着いた色使いながらとても華やかに感じられる帯です。
茶系ベースですので、様々な装いに合わせやすく、中の差し色から帯締めや帯揚げを合わせればすっきりとまとまります。
さらりとした質感ですので、単衣から袷に長く楽しめます。
紬や綿着物に合わせて。
北畠雪子さんならではの世界観をぜひご堪能ください。